成人の就労支援に通うメリットは?

コドモこらぼはお子様が通う場ですが、今回は成人が利用できる就労支援について書きます

 「就労支援事業所に通うと、一体何が得られるのか?」

単に「仕事の練習をするところ」だと思われがちですが、障がい福祉のプロの視点から言えば、そこには**「自力での就職活動では絶対に手に入らない3つの武器」**が存在します。

今回は、事業所に通うことで得られる「本当のメリット」を、収益構造や実務の裏側まで知る私の視点で深掘りします!

## 1. 自分の「取扱説明書」が完成する 発達障がいや精神障がいの方が就職に失敗する最大の理由は、能力不足ではなく**「自分の特性を説明できないこと」**にあります。 事業所に通うと、プロの支援員が客観的な視点であなたの行動を分析してくれます。

* 「午前中は集中力が高いが、午後はミスが増えやすい」

* 「口頭指示よりも、チャットなどの文字指示の方が正確に動ける」 こうしたデータを蓄積し、企業に対して

**「こう配慮してくれれば、私はこれだけの成果を出せます」という「自分の取扱説明書」**を一緒に作れること。これが、採用率と定着率を劇的に上げる最大のメリットです。

## 2. 企業への「強力な推薦状」と「交渉権」が得られる ここが実務的な「裏側」の話ですが、企業側も「障がいがある人を採用したいけれど、すぐ辞められたら困る」という不安を抱えています。 そこに就労支援事業所が介在することで、以下のようなメリットが生まれます。

* **企業の信頼:** 「あの事業所が半年間トレーニングした人なら安心だ」という、プロのお墨付きが得られます。

* **条件交渉:** 「給与はこれくらい欲しい」「週4日からスタートしたい」といった、自分では言い出しにくい交渉を、プロの支援員が**「ロビイスト」**として代行してくれます。

## 3. 「就職した後」のセーフティネットが付いてくる 実は、就労支援の本当の価値は**「就職した後」**にあります。これを「就労定着支援」と呼びます。 一般雇用で一人で就職すると、職場の人間関係で悩んでも一人で抱え込み、結果として「退職」を選びがちです。しかし、事業所を利用していれば、 * **第三者の介入:** 上司には言えない不満を支援員に伝え、支援員から会社へ「環境改善」を提案してもらえる。

* **メンタルケア:** 離職の危機を未然に防ぎ、長く安定して働ける(=結果的に生涯賃金が上がる)。 ## メリットを最大化する「事業所選び」の比較表 「どこでも同じ」ではありません。目的に合わせて選ぶのがプロの鉄則です。

| サービスの種類 | 得られる主なメリット | 向いている人 |

| **就労移行支援** | 実践的なスキル習得、一般企業への就職。原則0円。 | 一般企業でバリバリ稼ぎたい、PCスキルなどを学びたい人。 |

| **就労継続支援A型** | 雇用契約を結び、給与をもらいながら働ける。 | 福祉の配慮を受けつつ、まずは「給料」をしっかり確保したい人。 |

| **就労継続支援B型** | 自分のペースで、体調に合わせた働き方ができる。 | 焦らず、まずは「居場所」や「生活リズム」を整えたい人。 |

## 最後に:事業所は「プロを使い倒す場所」 事業所に通うことは、決して「遠回り」ではありません。 むしろ、プロの知見を使い倒して、**「最短ルートで、自分に合った、長く稼げる職場」**にたどり着くための投資(しかも多くの方は無料!)なのです。 利用者の皆さんが得られる最大のメリットは、**「もう一人で悩まなくていい」という安心感**かもしれませんね。

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