障がい者雇用・どんな業種で活躍しているのか?
「障がい者はどんな仕事をしているのか?」
最近の動向や傾向を書きます。
かつては「清掃」や「軽作業」が中心でしたが、今は違います。テクノロジーの進化と、企業の「ダイバーシティ(多様性)」への理解が進んだことで、活躍のフィールドは劇的に広がっています。
現場のリアルな統計とトレンドに基づいた、**「今、障がい者が本当に活躍している業界と職種」**を徹底解説します!
1. 活躍が目立つ「3大業界」
現在の障がい者雇用を牽引しているのは、主に以下の3つの業界です。
① サービス業・バックオフィス(特例子会社など)
もっとも雇用者数が多いのがここです。大手企業が障がい者雇用のために設立した「特例子会社」が多く含まれます。
- 特徴: 制度が整っており、福利厚生が充実している。安定して長く働きたい方に選ばれています。
② IT・通信業界
今、もっとも勢いがある業界です。
- 特徴: 「成果物」が明確なため、コミュニケーションに不安がある方でも能力を評価されやすいのが強み。リモートワーク(在宅勤務)との相性も抜群です。
③ 製造・物流・小売業界
日本のインフラを支える現場です。
- 特徴: マニュアルが完備されていることが多く、ADHDの「行動力」や、ASDの「丁寧なルーチンワーク」が非常に高く評価されます。
2. 職種別:特性が「強み」に変わる瞬間
【事務職】(全体の約7割:不動の人気)
データ入力、書類作成、スキャン業務など。
- なぜ活躍できる?: 変化の激しい営業現場よりも、ルールが決まっている事務作業は、集中力を発揮しやすいASD傾向の方や、移動に制約がある身体障がいの方にとって「ホームグラウンド」になります。
【ITエンジニア・クリエイティブ職】(急上昇中!)
プログラミング、WEBデザイン、動画編集など。
- なぜ活躍できる?: 特性による「過集中」や「独自のこだわり」が、クオリティの高さに直結します。プロの視点で見ても、この分野の年収は一般雇用と遜色ないレベルまで上がっています。
【サービス・店舗運営・作業職】
ピッキング、品出し、カフェの運営など。
- なぜ活躍できる?: 「体を動かしていたほうが集中できる」というADHDタイプの方にとって、オフィスに座り続けるよりも圧倒的にパフォーマンスが上がります。
3. プロが教える「最近のメガトレンド」
今、現場で起きている大きな変化は**「職域開拓」**です。
- デジタル・トランスフォーメーション(DX): 単純な清掃やシュレッダー係ではなく、AIの学習データを作る「アノテーション」や、RPA(業務自動化)の設定など、高度なデジタル業務に障がい者がアサインされるケースが激増しています。
- 在宅雇用の爆発的普及: 通勤が最大のバリア(障壁)だった精神障がいや身体障がいの方にとって、自宅がオフィスになったことで、地方在住のまま東京のIT企業で「バリバリ稼ぐ」というキャリアデザインが可能になりました。
最後に:職種選びは「消去法」ではなく「相性」
「自分にはこれしかできない」という消去法で仕事を選んでしまうと、どうしても年収やモチベーションが頭打ちになります。
大切なのは、**「自分の特性(OS)が、どの業界のニーズと合致するか」**を見極めること。障がい者雇用枠は、今や「福祉」ではなく「企業の戦力」としてカウントされています。

