成人の支援について

成人支援について、ベテラン支援員に聞いてみた!

就労支援の現場で10年、多くの利用者さんと共に歩んできました。この仕事は、一言で言えば「正解のない問いに、伴走しながら答えを見つけていく旅」のようなものです。 10年の経験を経て感じる、この仕事の醍醐味をお伝えします。

1. 「できた!」の瞬間に立ち会える喜び 就労支援の最大の楽しさは、利用者さんの**「変化の瞬間」**を特等席で見守れることです。 最初は緊張で挨拶もままならなかった方が、数ヶ月後には仲間に声をかけ、1年後には複雑な工程を一人でこなせるようになる。その成長のスピードは人それぞれですが、昨日までできなかったことが今日できるようになった時の、あの弾けるような笑顔。それを見た瞬間、すべての苦労が吹き飛びます。

2. 「働く」を通じた社会との繋がり 私たちは単に作業を教えるだけでなく、利用者さんの「社会の一員でありたい」という願いを支えています。 「自分が必要とされている」「自分の作ったものが誰かの役に立っている」という実感は、どんな薬よりもその人の心を強くします。企業への就職が決まった時や、初めての工賃でご家族にプレゼントを買ったという報告を受けた時、この仕事の社会的意義を強く噛みしめます。

3. 個別性の高さゆえの難しさ 一方で、この仕事には一筋縄ではいかない「難しさ」も常に隣り合わせです。 障がいの特性は一人ひとり異なり、昨日の正解が今日は通用しないことも珍しくありません。体調の波、言葉にできない不安、ご家族との関係性……。私たちの支援が、時としてご本人の自立を妨げる「過保護」になってしまうリスクもあります。「どこまで手を貸し、どこから見守るか」という距離感の計り方は、10年経った今でも毎日悩み、自問自答し続けています。 最後に ベテランと呼ばれるようになっても、私が大切にしているのは**「教える立場ではなく、共に学ぶパートナーであること」**です。利用者さんの粘り強さや、純粋に仕事に向き合う姿勢から、私の方が教わることが圧倒的に多いからです。 壁にぶつかることもありますが、それ以上に、人間という存在の奥深さと可能性に触れ続けられる、この仕事が私は大好きです。

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