【吹田市】季節の変わり目の「かんしゃく」どう乗り切る?児童発達支援でできる環境づくり
季節の変わり目、お子さまの「かんしゃく」が増えていませんか?
朝晩と日中の寒暖差が大きくなったり、天気が変わりやすかったりする季節の変わり目。吹田市界隈でも、緑豊かな公園を散歩していると、爽やかな風とともに季節の移り変わりを感じる時期です。
しかし、そんな季節の節目になると「なんだか最近、急にかんしゃくを起こすことが増えた」「いつもならすんなりできる着替えや準備で泣き叫んでしまう」とお悩みの保護者様も多いのではないでしょうか。
「自分の育て方が悪いのかな」「どうしてこんなに怒ってしまうんだろう」と、一人で抱え込んで落ち込んでしまうこともあるかもしれません。ですが、どうぞご自身を責めないでくださいね。この時期のお子さまのぐずりやかんしゃくは、決して保護者様の接し方のせいではなく、季節の変動にお子さまの心と体が一生懸命適応しようとしているサインなのです。
今回は、なぜ季節の変わり目にかんしゃくが増えるのか、そしてご家庭や療育の現場でできるサポート方法についてわかりやすくお話ししていきます。
なぜ?季節の変わり目に子どもの心が不安定になる理由
大人の私たちでも、季節の変わり目には「なんだか体が重い」「頭がぼーっとする」と感じることがありますよね。自律神経の発達がまだ未熟な未就学のお子さまにとって、気温や気圧の大きな変化は、私たちが想像する以上に大きなストレスとなっています。
さらに、子どもは「自分が今、なぜ不快なのか」を言葉でうまく説明することができません。「寒暖差で体がだるい」「服の肌触りがいつもと違って気持ち悪い」「気圧の変化で頭や耳がモヤモヤする」といった言語化できない違和感が、結果として「かんしゃく」という形で爆発してしまうのです。
また、秋口や春先などは衣替えの時期でもあります。長袖や厚手の服に変わることで、皮膚への刺激や服の重みが変わり、感覚が過敏なお子さまにとっては大きな負担になることも珍しくありません。
かんしゃくは、お子さまが「今、自分の体と心がすごく大変なんだよ」と全身で発信しているメッセージなのです。
【児童発達支援の現場から学ぶ!おすすめの「室内遊び」と環境づくり】
お子さまの自律神経を整え、心を安定させるためには、刺激の調整と「感覚」を使った適切な遊びがとても効果的です。ここでは、一般的な児童発達支援の現場でよく取り入れられている療育の視点に基づいたおすすめの室内遊びと環境づくりの工夫をご紹介します。
心と体を落ち着かせる感覚遊び
児童発達支援の現場では、お子さまの「触覚」や「固有受容感覚(筋肉や関節で感じる感覚)」に優しく働きかける遊びがよく活用されています。
たとえば、粘土遊びや小麦粉粘土、片栗粉スライムなどの感触遊びです。手のひら全体で柔らかいものを「こねる」「伸ばす」という動作は、指先の繊細な感覚を養うだけでなく、脳に心地よい刺激を与えて情緒を安定させる効果があります。
また、布団や大きなクッションの上をごろごろ転がったり、ギュッと抱きしめてもらう「身体への適度な圧迫刺激」も、乱れがちな感覚を整え、興奮した心をスッと鎮める助けになります。
見通しが持てる「視覚的な環境調整」
季節の変わり目で心が不安定な時期は、次に何が起こるかわからない不安が強くなりがちです。
そのため、言葉だけで「早くしてね」と伝えるのではなく、絵カードやイラストを使って「次はご飯」「そのあとはお着替え」とスケジュールを視覚化してあげることが効果的です。あらかじめ見通しが持てることで、お子さまは安心して次の行動に移ることができるようになります。
【ご家庭で今日からできる!安心感を育むサポートのコツ】
ご家庭でのお子さまとの関わりにおいても、少しの工夫でかんしゃくの頻度や大きさを和らげることができます。
まずは、日常の小さな変化を「目に見える形」で伝えてあげることです。衣替えの時期なら、いきなり長袖を着せるのではなく「明日からはこの長袖を着ようね」と事前に触らせて慣らしておいたり、着心地の良い素材を一緒に選んだりするのがおすすめです。
そして何より大切なのは、かんしゃくが起きてしまった時の対応です。大声で叱ったり、無理に言うことを聞かせようとしたりすると、脳がさらに興奮状態に陥ってしまいます。
お子さまが安全な場所であることを確認したら、少し離れて静かに見守るか、低いトーンの優しい声で「不快だったね」「頑張っているね」と気持ちに寄り添う言葉をかけてあげてください。気持ちが落ち着いたタイミングで優しく抱きしめてあげると、お子さまは「ここは安全なんだ」という深い安心感を得ることができます。
毎日のお子さまのかんしゃくに向き合い続けるのは、お母様、お父様にとっても本当に体力的・精神的にエネルギーのいることです。「私の対応は合っているのかな」「他の子はできているのに…」と不安を感じたときは、決して一人で抱え込まないでくださいね。
私たちの事業所では、お子さま一人ひとりの発達のペースや感覚の特性に合わせた丁寧なサポートを行っています。季節の変化に敏感なお子さまが、少しでも笑顔で毎日を過ごせるよう、そして保護者様がホッと息をつける場所になれるよう、専門スタッフが寄り添いながら一緒に歩んでまいります。
「こんなことで相談してもいいのかな」と思うような小さな不安や疑問でも構いません。どうぞ遠慮なく、私たちにそのお声をお聞かせください。
私たちの事業所では、随時ご相談や施設の見学を受け付けております。お子さまの健やかな成長と、ご家族の笑顔あふれる毎日のために、スタッフ一同、皆様にお会いできることを心よりお待ちしております。


